安藤と榛葉が行く岡山工場見学第1弾に続き、第2弾ではシャツ生地をパーツごとにカットした後の縫製の工程をご紹介いたします( ^∀^)
各工程に入る前に、カットされたパーツを一つ一つ生地に傷や汚れ等ないか人の目でチェックします。 気が遠くなる作業です( ´Д`)
検品完了後、各パーツ(衿、カフス、前身頃、後ろ身頃、袖、ヨーク)ごとに、それぞれの担当者のところで縫われます。 そして、各パーツの縫製が完了したら、それぞれを組み立ててようやくシャツの形になります。 組み合わせる工程を担当してる職人さんは、なんと立ちながらミシンを操作しております。その理由は、一人で2〜3工程を掛け持ちするので、効率的に動くためなんです。立ちながらのミシン操作は高い技術力が必要になりますが、みなさんダダダーっと物凄い速さで綺麗に縫ってました( ´∀`)さすが職人♫
こちらはボタン付け。ボタン付け専用のミシンです。
全て縫い終わったらサイズやデザイン検品です。これも一つひとつ人の目と手で確認します。
さて、ここまできたらラストスパート!皆様のお手元に届くまでもう少し☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
これは衿とカフスのプレスを行ってるところです。衿周りやカフス周りの丸みある体に馴染むよう半円形になってます。細かい気遣いですが、着用すると体に馴染みやすく設計されてます。 その他の身頃部分などは1着1着丁寧にアイロンがけされます。
ようやく完成した1着のシャツを、これもまた人の手で丁寧に畳まれ、袋に詰められていきます。 機械で自動的に畳まれて袋詰めされてるのだろうと勝手に思ってましたが、全て人の手によって畳まれていたとは・・・ 裁断から始まり、縫製、検品等の工程を経てようやく仕上がるシャツは、流れ作業で縫われていくとはいえ、裁断する機械を操作するのも、ミシンを扱うのもどの工程を見てもそこには必ず人の手が入り、約80人の職人によって1着のシャツが完成します。 昨今の国内縫製業者さんでは高齢化や後継者不足で衰退していく一方ですが、こちらの工場では若手を積極的に採用し技術継承を行うと同時に、働きやすい環境作りにも力を入れております。海外縫製の技術力が高まる現代ですが、Mede in Japanならではの細かな作りや、着用者を思う物作りのあり方等を大切に守っていって欲しいと願います。
そして、シャツ工場見学の後は染色洗い工場見学に行ってきましたっo(≧▽≦)o 毒々しいこちらの液体は、インディゴ染め用の液体。 なぜ染色洗い工場に・・・
実は、タガルで取り扱っているデニムシャツは、縫製工場で製品にしてから別の場所で洗いをかけて皆様にお届けしてます。 それが今回見学した染色洗い工場です。 こちらの工場ではインディゴ染め体験をおこなっておりますので、張り切って体験してきました( ^∀^)
染める前は真っ白なTシャツでしたが、綺麗に染まったと自画自賛してます。ちなみに、染色や洗いの工程で排出される水は、設置されている浄化装置によって元の水よりも綺麗な状態にして自然に返してます。 浄化された水はキレイすぎてバクテリアがいない・・・そのため工場の横の水路には魚が住んでいません(´_ゝ`) こちらの染色洗い工場がある岡山県倉敷市は、ジーンズの産地として有名ですが、古くから染色の産地でもあります。受け継がれてきた技術がこれから先も途切れることなく継承されていくことを願います。 皆様も岡山に行った際は是非見学体験してみてください♪( ´θ`)ノ