FOX BROTHERS 250周年を祝して記念イベントが行われました。
今回は情報が多過ぎるので2部に分けてご紹介します。

FOX BROTHERS フォックスブラザーズ250 周年「Flannel Masterclass」の受講証明書
「英国フランネルの代名詞」として世界中の紳士達から愛されてきた名門服地ブランド、フォックスブラザーズ(Fox Brothers)が1772 年の創業より250 周年という節目を迎えるにあたり、社長のダグラス・コルドー氏が来日し自ら「愛され続ける素材、フランネル」への造詣を深められたお話をされるということで
先日FOX BROTHERS🦊の歴史と生地作りのこだわりなどレクチャーを受けてきました。
ダグラス・コルドー氏は「フランネル製造の第一人者」として、またフォックスブラザーズの社長自らがモデルも兼任され「英国服地業界きっての伊達男」と知られています。

服地屋さんのマルキシ(株)本社にて
会場には多くの販売店ならびにテーラーさんたちが集まる
隣にはテーラー渡辺さん🎩がいらっしゃって「またお隣になりましたね」ってイベントの時は不思議と前横後ろと隣り合わせになること度々なのできっとご縁ある人だと思います。👋😆🤚

向かって左側がダグラス・コルドー氏 左マルキシ株式会社社長岸氏(この日は通訳)
「歴史と工場内のお話」「職人やデザイナーとのやりとりがありその工程の話」「スピードよりもクオリティー重視の丁寧な生地の織り方とこだわり」や「気を配らないと質の良い生地に仕上がらない」「技術のある良い職人がいるからこそ品質が保たれている」などなど貴重なエピソードを交えながら為になるお話を伺えました。
ポリシーを大事にしているフォックスブラザーズのダグラス・コルドー氏も珍しくナイキやアディダスなどのメーカーとのコラボも実はお孫さんが喜んでくれるかららしい。
映画007のM役のレイフ・ファインズが着用した服地は自らがFOXフランネルのネイビーストライプを選ばれたのだとか。
グレゴリー・ペックもFOXフランネルを好んで着ていたらしく、ご子息さんと偶然知り合った時の興奮話をされていました。来年はグレゴリー・ペックコレクションを展開しようかなとのこと。
また、ダンサーのフレッドアステアもスーツの仮縫いの時に[鏡の前で床を磨き、ステップを踏み、ドレープの確認をしていたそう。
ローリングストーンズのドラマーのチャーリー・ワッツもフォックスブラザーズを着用されていて、「君があのダグラス氏か」とお会いした時の興奮し緊張した思い出話をしていました。
それら思い入れのあるストーリーからリバイバルされた限定復刻生地も作品発表につなげている。
映画やドラマのあの超有名な方々のスーツと同じものが着られる喜び。
これらディレクターズカットとして250周年のコレクションに収められているので、作られたい方は品切れる前にタガルで「🦊フォックス」をと。
厳重に包まれて持ってこられたこの生地見本帳はなんと1773年のもの。
みなさんが帰られた後僕はご挨拶が最後だったのですが、ダグラスさんが「もう一度見るかい?」と目の前でアーカイブブックを見せてくださいました。
パリパリと音が鳴りつつ意外にも赤やブラウンの鮮明さが残っていて、なんとも250年前のアーカイブブックから過ぎ去った歴史が蘇ってくるよう、、というのはなんとも大袈裟でしょうか?
ストーリーとアイデアが詰まっていて圧倒でした。
ついでに僕で恐縮ながらPut on FOX Brothers🦊
これはFOXフランネルチャックとFOXツイスト
ダグラス・コルドー氏はグレンチェックが好きだとのこと
最後挨拶した時に僕がこれを着ているのをみて「やっぱりいいね」ってすごく喜んでくれました。
FOX BROTHERS フォックスブラザーズがお勧めできる生地であることはタガル山本が保証します。