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7デイズオーダーシステム


青森に行ってきました。青森は広いぞ〜あいにくの天気だったけど広大な田んぼの地平線に平穏な気持ちをいただきました。 ついでに弘前城


さて、先日7Daysオーダーについて少しばかし触れましたが、より細かく解説いたします。


一言断りを入れておきたいのですが、セブンデイズオーダーでは納期を短くするために工程数を減らしたり品質を下げたりは一切しておりません。

ではなぜここまで早く納品できる仕組みができたのか?


工場視察をしてまいりましたので、注文から工場内でどの様にして作業が行われているのかをお伝えしたいと思います。



これまでオーダースーツは、価格が高い、難しそう、などハードルの高いイメージがありましたが今はそんなことを言う方が少なくなりました。

しかしいざ必要になるとオーダーだと納期の問題があります。

現在の仕上がりまでのオーダー日数は3週間ですがインポート生地の仕入れなどを入れると、平均1ヶ月というところがほとんどです。



確かに吊るし(既製品)はスーツにこだわりのない方には、出来上がっているものを買うだけなので早くて楽という方も多いでしょう。

しかし本当にそうなのでしょうか?

既製服を買う時『希望のスーツを探しに回る時間』『好み通りではない妥協』がつきもの

そのほかにも『袖やズボンの裾上げで数日』かかります。来週末に取りに行くとなると結局1週間〜10日ほどです。


そう、それならばオーダーで1週間ならこれに勝るものはない大きな魅力なのではないでしょうか?




しかし私たちタガルにはそんな夢を叶える力はなかった。

工場さんの努力と情熱とお金?がこの想い「納期短縮」を実現してくださいました。


これでタガルは『最強の武器』を手に入れました。

・こだわり派の方に都内最多の素材とオプション

・急がれる方に特急納期セブンデイズオーダー

と、最強の盾と剣を手に入れたことになります。

そんなことでこのニューノーマル時代に対応すべく、最短7日間(8〜10日間)でオーダースーツをお客様のお手元に届けられる様になったのでした。👏パチパチパチ



では、工場さんの熱い想いをほんの1時間ほどの軽い視察ですがご報告させて頂きます。

https://youtu.be/3HyTYfbOrys



 

手順

①接客採寸⇒ ②データ送信⇒ ③自動CADシステム⇒ ④自動倉庫システム⇒ ⑤CAM(自動裁断機)⇒ ⑥進捗管理システム⇒ ⑦縫製&ハンガーシステム⇒ ⑧プレス⇒ ⑨検品⇒ ⑩配送


1日目


まずタガルで従来通りの接客になります。生地と付属と形を選びます。

このあとデータを入力して工場に送ります。



2日目

【マーキングシステム】

送られたデータは夜間縫製工場のCAD(型紙を設計するコンピューター)に直接届きます。

現在でも工場スタッフがデータ入力CAD入力をしておりますが、7デイズオーダーではRPA「人の代わりに単純作業をこなしてくれるツール」により、夜間のうちにCAD処理(マーキング処理、型紙作成)を済ませます。



【自動倉庫】

なんだこれ⁉︎って元体育館を利用した天井に届くほどの高さと大きさ

夜間にデジタルの型紙作成を終えているので、工場生地1,500種類(来年にはもう一台増やして3,000種類にもなる予定)の中からお客様の生地が裁断機に移動されます。

自動倉庫から生地1反を取り出すスピードは平均40秒。裁断する生地は夜のうちに自動倉庫へ指示が来ていますから、後は切るだけ。




【CAM裁断】

1着分の長さで切られた生地は、裁断機にセットされスーツのそれぞれのパーツに裁断されます。

もちろんこれも自動化(CAM裁断)されています。

昔は裁断師と言われる方がいましたが、今ではこの機械によって精密でミスすることなくカットされる様になりました。



3〜5日目

いよいよスーツの縫製です。

これらのシステムによって短縮した時間は、逆に人の確認や工程数を増やすこと(従来300工程→320工程)で品質向上に努めているとのこと。


 写真を撮れなくてごめんなさい。

【進捗管理システム】

ここではエクセルの様な画面で、お客様のご注文が現在どの様な工程で進んでいるのかを管理しています。



【縫製】

ミシンも機械も最新のもので1台数百万から数千万のものまで⁉︎ より、ここの縫製に合う様にカスタマイズされているものもあります。

縫製は一番大事な部分ですが、ここの方々は皆黙々と作業され技術は問題なしと私が太鼓判を押します。

声をかけると皆笑顔で答えてくれる心の通うスタッフにホッとしています。それも大事な部分だと思うのです、はい。



【ハンガーシステム】

縫製でも各パーツを効率よく進めていくためにハンガーシステムが考案されました。

縫ったパーツをハンガーにかけてボタンを押せば、次の行程の場所へと勝手に運んでくれます。

AからBからCと次の部分を縫って進めていくにあたって、どうしても人から人に繋いでいかなければなりません。

また縫いながらも綺麗に縫えていない箇所があったときに前の工程の人に「ちゃんと縫えてないからよろしくー」って声をかけなければなりません。そうすると人間関係が発生します。

その様な揉め事も解消され、このシステムによって潤滑に且つスピーディーに作業が進む様になったとか。めでたしめでたし😀



6日目

【プレスと検品】

さすがにここは人の手がメイン

これまでの作業に間違いがないか寸法はあっているかを指示書と照らし合わせ確認します。

プレスはシワ取りや癖とりだけでなく、最終綺麗なスーツの仕上がりに見せてくれるとっても大事な部分です。夏場暑くて大変そ〜



7日目

【配送準備】

この日工場からお客様のご自宅へ出荷されます。

従来のオーダースーツは仕上がりは販売店舗へお届けし、店舗では改めて検品の上、お客様へ引渡しを行っていました。が、7Daysオーダーではお客様のご自宅へ直送することで納期短縮をしています。

工場さんの方で販売店目線での検査体制を確立してもらい、ご注文のスーツをお客様のお手元に直送させていただきます。


なお、7デイズオーダーは7日間の工場行程から来た名ですが、実際には土日祝日を除く営業日数と配送による場所と物流の影響によって変動もありますので、最短7日実質8〜10日とご猶予をみてオーダーされてください。




いかがでしたか?普段目にすることのない工場内の流れざくりですがご理解いただけたでしょうか?

私たち販売店と生産効率の高い最先端工場がITで結ばれた時に起こる相乗効果を期待してください。

10日以内でできる仕組み。だからと言ってお直しが発生する場合もありますので時間には余裕を持ってご来店ください。

喪服やお祝い事で急ぎで必要!やオーダースーツは時間が掛かるからいいや・・・と考えていた方も是非ご検討ください!


*7デイズオーダーではスーツ上下の対象であることとオプションにいくつかの制約があります。

ベストをつけたいという方は後で納品することもできます。

色々な素材から選びたい、こだわり派の方は無理に急がず、やはり3週間以上かけて最高の一着を仕立てましょう。

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