今年も残りわずかで、本格的な寒さに突入してきましたね。
今回ご紹介は坂本です。
続いて今回もおすすめイギリスの生地ブランドを紹介いたします。
ピックアップしたブランドはこちらの二つ。
【HARRISONS OF EDINBURGH】 (ハリソンズ オブ エジンバラ)
通称「ハリソンズ」
この赤いバンチに見覚えのある方も多いでしょう。
ハリソンズは1863年に、サー・ジョージ・ハリソンによって創設された名門のマーチャントです。
今日では、6つのブランドからなる英国最大のマーチャントグループであるLBDハリソンズグループの中核を担う存在となっています。
ヨーロッパでハリソンズを取り扱っていないテーラーはまずないでしょう。多分
ウインドペンやヘリンボーンなど英国生地たるクラシックな柄が揃ったハリソンズの生地は、素朴な色合いはもちろんですが、しっかり打ちこみのされた生地感が特徴です。
柔らかさはあるものの、ハリがあって仕立て栄えすること間違いなしです。
映画キングスマンの様な英国紳士を目指したい方には是非おすすめ!(^^)/
TAGARUではコートバンチも取り扱っています。
【Cashmere & Luxury Overcoatings】
カシミア100%で肉厚の生地がこのブックの代表クオリティとなっています。
写真でもお分かりいただけるような光沢感と、上質な柔らかさがあり、ラグジュアリー感が漂う生地になっています。
このバンチはカシミア以外にも、4種類のクオリティが一緒に入っており、
用途やケアの観点から好みの生地でお仕立できるのが最大の強みかと思います。
コートをご検討の方はぜひご覧になってみてください。
【Huddersfield Fine Worsteds / Hardy Minnis】(ハダースフィールド / ハーディミニス)
1859年創業のハダースフィールド社もハリソンズと同じくマーチャントグループで、傘下には英国王室御用達の生地メーカー(ミル)のハーディミニスや、フレスコを開発したことで知られるマーティンソンがあります。TAGARUでファンも多い派手裏地のFlashシリーズもこのハダースフィールド社が生産しています。
グループ名にもなっているハダースフィールドですが、イタリアのビエラ地区、日本の尾州地区と共に、三大生地産地の一つです。
水源が軟水であることが生地を作るには最適な条件なんだとか。
マーチャント(商社)というブランドの特性もあり、すべての生地をイギリス(ハーディミニス)で織っているわけではなく、イタリアの織元(メーカー)に委託している生地もあります。
これからの時期に着たいフランネル生地はイギリスで織られていますが、柄や色使いに遊び心が垣間見れます。
トレンドのブラウンも様々な柄が入ってます。
バンチ自体もハダースフィールドのものとほぼ同じデザインですが、ハーディミニスのネームが入り英国王室御用達のマークが入っています。
こちらもハーディミニスの得意な「タウンツイード」シリーズ。
通常の厚手の冬のツイードより薄手で、イギリスでは一年中通して着用できると謳っています。
ですが四季のある日本ではやはり秋冬向き・・(^^;;
色柄もなかなか見かけない配色などが多く、見ていて楽しいです。
シンプルなジャケットも良いですが、トレンドのサファリジャケットなんかも良さそうですね。
日本ではまだまだイタリア生地の方が人気の様な気がしますが、イギリス生地にはまた別の良さがあり、近年イタリアの生地メーカーがイギリス生地のようなしっかりした生地をつくる流れもあったりします。
ナチュラルな色合いがお好みの方や、重厚感とハリコシのあるしっかりした生地がお好みの方は是非お試しになって見てください。
イギリスではビスポーク(フルオーダー)をして数十年と着ますし、イギリス生地で最高の仕立てで作ったスーツは一生物となります。
丈夫でかなり長く着られる生地ですので、長く付き合える愛着の湧く1着をハリソンズの中から探してみてはいかがですか?
あ、もちろんTAGARUでフルオーダーも可能ですのでご検討ください(^^)
代官山店:坂本
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