2020年秋冬バンチブック続々入荷

2020年度の秋冬スーツ生地が続々と入荷してきました。




圧巻の品揃え!デデ〜ん!! なんとこれ全て選べる生地の種類。


写真前のカウンターに置かれているものが今入荷中のバンチブック(生地見本)。それで棚のが春夏シーズン使えるバンチブック。

棚春夏の奥には秋冬シーズンのバンチが眠っています。

本屋さんみたいでしょ。



いわゆるバンチブックは、ファイリングの穴あけパンチからネーミングされたと言われています。(パンチという人もいる)





バンチブックができるまでとオーダーメイドの相場


バンチブックは各メーカーさんが今季のおすすめや売りたいものをセレクトし1冊にまとめた冊子状になった生地の見本帳です。

生地は通常数百メートル織られ、1反50mほどに巻かれます。


これを切り売りにされ1着分スーツなら3.2mジャケットなら2mで販売されます。


オーダーする方はご存知だと思いますが、昔ながらのテーラーさんや、デパートの上層階のスーツ屋さんでは、生地が沢山壁にかかっているのを見かけたりします。



着分生地はこんな感じ




◼️着分生地のメリットとデメリット

1着分ですからとっても見やすくイメージがしやすいのですが、一方で売場としては場所を取り種類を置くことができません。

3.2mの生地はロスが出たり、逆に3ピースとかで10cm不足だから作れないなんてことも…。

お客様側からも店をまたぎ何日も置いていて、傷やホコリ、いろんな人が触ったものを嫌がる方もいてデメリットもあるのです。


◼️バンチブックのメリットとデメリット

店側はバンチブックを購入コストがかかる。用尺は使いたい分だけ10cm単位で注文できる。場所は取らない。

常に綺麗な素材から作れるのと、いろいろな種類から選べる。

生地は小さくイメージがつかみにくい。(TAGARUにはいろいろな生地で作ったジャケットサンプルや写真があるので見ながらイメージできる)







一般的にスーツ生地ブランド(メーカー)と言われているものは、大きく分けて「ミル」と「マーチャント」の2種類があるのですが


◼️ミル:自社の生地ブランドを持っていて、原毛を仕入れ、紡績、染色、服地を織る製造業者、または織物工場(機屋:はたや)のことを「ミル」といいます。

 作り生地の卸しまで一貫して行う、ゼニア、ロロピアーナ、カノニコ、テイラー&ロッジ、サヴィルクリフォードなどがそれに当たります。


◼️マーチャント:織物工場と契約を結び生地を流通している織物商社を「マーチャント」といいます。

商社なので世界中から様々な生地を集めたり、自社のブランドとして羊毛を買い付け、生地の織り柄などデザインしたものを各ミルに織らせたりする事も出来ます。

スキャバル 、ドラッパーズ、カチョッポリ、ドーメル、ハリソンズ、などが契約ミルで織らせているマーチャント。



織られた生地の中から今年のおすすめを厳選され1冊にしています。

1メーカーでバンチが何冊もあるのは、各シリーズで分かれているからです。


例えば無地や柄で1冊、細番手で光沢のある生地で1冊、ジャケット生地で1冊とか様々。


1冊の中にも30〜60枚くらい生地が詰まっていて、大体一番最初の生地がオススメということなのですが、生地にも思いやこだわりがあると思うと、私は1枚1枚しっかり触って見ちゃいます。生地オタクの山本


国内では商社や羅紗屋さんが、海外から仕入れた生地を1冊にまとめています。


羅紗屋:ラシャ屋と言われる生地屋さん(ポルトガル語で毛織もの)10センチ単位などで要望に応じてカット可能。


注文終了後、タガルの場合

お客様が選ばれた生地をメーカーさんに発注、店か縫製工場に直送いただいてご注文いただいたものをオーダーシートに記入して縫製工場かパタンナー・縫製者にファックスします。


工場とはこのままか、1、2度やり取りしたりして、フルオーダーなら何度か縫製者とやり取りし、あとは仕上がりを待つのみ。


縫製はすべて1社で賄えるところもあります。





このように様々なバンチブック(生地見本)がありますが、一番聞かれるのが「予算いくらくらいですか?」です。


「いくらくらいで思ってるのかこっちが聞きたいんですけど」と思うこともありますが、そもそもお客様は初めてのお店でどのくらいお金を出せば理想のクオリティーに仕上がるのかがわからないから知りたいんですよね。


「TAGARUでは4万円からスーツが作れて上は50万円くらいまであります・・・。生地や仕立てやオプションによって価格は変動します・・・」と応えます。