続けてスタッフの新作オーダー紹介です。
今季ジャケパンではなくスーツを作ったのは3名。
三者三様できっと参考になると思います。
では早速順番に見ていきましょう!(=゚ω゚)ノ
まずは代官山のパーティー男子:坂本
基本的にベスト付3ピースにワイドラペルで、シャツはピンホールカラーにダブルカフスなのが坂本の標準スタイルなので、「そのままパーティーとか行けそうだね」とよく言われます。
今回もお決まりのパターンですが今回はあのトムフォードの様な仕様に仕上げました。
ラペルのゴージ位置を低めのワイドラペルに25mmフラワーホール。
腰ポケットのフラップは太めの6cm。袖ボタン5個。
そしてこのモデルは某ドラマ衣装でも使った仕様になります・・・( ̄ー+ ̄)
それを今回はイタリアの有名生地Ermenegildo Zegna【エルメネジルド・ゼニア(通称:ゼニア】
ゼニアの中でも高品質で柔らかさと強い光沢感が特徴「TROFEO(トロフェオ」</strong>シリーズ。
非常にオススメでタガルでもよくオーダー頂きますが、ややデリケートな生地ではありますので着数が少なく使用頻度が高い方はちょっと注意が必要です(^^;;)
引き続き代官山店から。
ミスターベーシック:堤
最近はインナーカットソーでも着れるセットアップスタイルが多い堤。
この様なセットアップスタイルが最近は芸能人の衣装などでもよく見かける様になりましたね。
よく「スーツとセットアップって何が違うの?」という質問をいただきますが、スーツは上下揃いの事。
セットアップは素材を含めカジュアル色の強いスーツ。と言ったところでしょうか。
なので一応どちらもスーツといえばスーツです(笑)
先程のかっちりスーツスタイルの坂本とは違い、パットや芯材を省いた柔らかなスーツ。
全体的に丸く柔らかな印象になります。
腰ポケットもややカジュアルダウンするパッチポケット。
パンツもループなしのベルトレスで2タックのリラックススタイル。
もちろんタイドアップスタイルでも着用できるのでオンオフ兼用にしたい方にはオススメのスタイリングです。
生地はイタリアのVITALE BARMERIS CANONICO【ヴィターレ・バルべリス・カノニコ(通称:カノニコ】
近年クラシックがトレンドなのもあって、イタリア生地ですがイギリス生地を意識した様な太めの糸でしっかりした目付けでコシのある「21micron」シリーズ。
艶感があるとドレッシーになってカジュアルさが出ないので、この様な生地の方がセットアップ向きな生地と言えます。
最後の3人目は恵比寿店から。
ミスタークラシック恵比寿店店長:安藤
イギリス系のしっかり生地を好み、サイズ感も少しゆとり感を残し必ずタイドアップなのが安藤のスタイル。
そんな安藤が今回選んだ生地はグレーの国産のジャージー生地。
「まさかあの安藤さんがジャージー生地・・・?」と社内に衝撃が走りました(大袈裟
デザインはオーソドックスに見せて、なんとなく一クセ入れフラップ付きパッチポケットにチェンジポケット付き。
上襟左右タブ付き。通常は左のみ。袖ボタンは2つ。
もちろんこれも軽やかに着れる様に肩パットや芯材はなしです。
そしてどんな時でもタイドアップなのは譲りません。
今回選んだ生地は、ポリエステル75%、レーヨン20%、ポリウレタン5%のジャージー生地でとにかく伸びるのでこんな動きをしても楽ちん。快適で嬉しそうですね(-∀-)
この1年程でジャージー生地が各ブランドで増え、お客様の需要もかなり高まっております。
ジャージー生地で作成し、仕事の時は安藤の様にタイドアップし、オフの時やテレワークの際は堤の様にインナーはカットソースタイルでの汎用性の高いセットアップを作る方も非常に増えました。
オーダーなのにジャージー?なんて細かい事は気にせず、たくさんありますので是非生地をご覧にお越しください(´∀`*)
一言で「スーツ」と言っても3人ともかなり雰囲気の違うスタイルですが、どのスタイルがお好きでしょうか?
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