着物シャツ
- TAGARU_YAMAMOTO
- 5月3日
- 読了時間: 2分

とある事情でたくさん譲り受けた着物の反物。どうやって活用しようかと試行錯誤した結果、数ある生地の中からまずは黒生地を使ってシャツを作ってみました。シルクってとても縫いづらいので、縫製を受けてくれる工場も少ないんですよね。

反物と一括りで言ってもツルっと光沢のあるものから、ちりめんのような微かな凹凸のあるものまでそれぞれに個性があり面白い。染色も草木染めや泥染めなどいろいろあるようで、同じ黒でも色の深さや見え方が異なります。
どの生地もきめ細やかに織られ、目の詰まったハリ感にシルク特有のドレープ感も兼ね備えた不思議な感覚があります。袖を通してみると柔らかなタッチがなんとも心地良く感じます。
半袖はオープンカラーと裾スクエアでアロハシャツのイメージ。ボタンも大ぶりなものをチョイスしています。
サイズはゆとりのあるBOXシルエットとしましたが、生地のドレープと相まってリラックス感があり良い感じの仕上がり。
ボトムはスラックスで綺麗めに合わせても、ショートパンツでカジュアルに合わせてもまとまりが良さそうです。
長袖シャツは少しスッキリ目のシルエット。
ボタンを留めて着てもサラっと羽織ってもどちらも様になります。
胸ポケットはオリジナルのスクエアにしたり、ボタンも大きめサイズに変更したりと何気にこだわり満載です。
剣ボロボタンは無くして短めに、形も四角く変更してスッキリとした仕上がりに。
着物ならではの家紋は背中に配置してちょっとした遊びを。
生地幅が狭いので背中や袖は生地を剥ぎ足していますが、それもデザインと捉えると面白いですよね。

これらは既製品として販売予定ですが、シルク生地もオーダーできる仕組みが整いましたのでサイズを合わせてオーダーもOK。
シルクシャツを着たご経験のある方は少ないかもしれませんが、手触りと着心地は一度袖を通したらきっと病みつきになりますよ!
詳しくはお問い合わせください。
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